離婚してひとり親になるとき、
一番の不安は住む場所ではないかと思う。
シンママになってから準備するのでは遅いので、
私はバツイチを決めたとき、
【絶対家を買おう！】と決めていた。
どうして家を買おうと思ったの？
金銭上の問題から
当時、
書類上では離婚していても事実上は同居状態という苦しい状況下に、私はいた。
元夫も私も住む場所が決まっていなかったので、
じっくり今後のことを考え、それぞれに同居を決めなければならなかったので
転居先が決まるまで同居していたのだ。
その間は
正直とても辛かった。
夫の心がほかの女性にあるとわかってから、
転居先は一軒家を買う。
離婚するときは絶対家を買うと心の中で私は決めていた。
どうやって家を買えたの？
けれど、
相談に行ったどの不動産屋からも門前払い。
新しい職場に変わって、1年も経たない私というお客に無理もない返答だったのだろう。
【3年たったら、もう一度来てください】
決まり文句のように言われ続けた。
そんな中にほとんどのスタッフが女性です、
と謳っている不動産屋があった。
半ば、賃貸でいいか、と諦めかけていた時だったから、
【あなたのために、絶対家を買わせてあげます。諦めないで！】
と、私の状態を聞いたスタッフの女性が言ってくれた時は、涙が出てきた。
成功は人の出会いから
不動産会社の女性スタッフGさんの粘りがなかったら、私は家を買えなかったと思う。
Gさんは私にとって救世主だった。
彼女は
私が
もうだめだ～！
と落ち込むたびに、
大丈夫、絶対買わせてあげるから
と繰り返し私を励ましてくれたのだから。
そんな営業マンに私はついぞ出会ったことがないし、
話にも聞いたことがない。
けれど、彼女の自信たっぷりな励ましで
いつの間にかその言葉を私も信じられるようになり、
物件探しの時などは学生に戻ったようにはしゃいでしまった。
もう一人の女子スタッフと
女子会のピクニックのように楽しんだほどだった。
物件の内覧をした中に、
とても懐かしい感じのする家があった。
私はその家に一目ぼれしてしまった！
ずっと昔、
埼玉に越してきて初めて
設計して建てた家に間取りや雰囲気が似ていたからかもしれない。
不動産探しは縁のもの、人の出会いも縁のもの。
だから、
私はその家もまた私に買われたがっていると強い縁を感じて即答してしまったのだ。
【この家買います！】と。
シングルになって、職場まで変わったばかりの私が家を買うのは難しい。
そんな私を励まし続けてくれたGさん。
彼女に出会えなかったら、家は変えなかったと思う。
神様がGさんに出会わせてくれて
神様が今の家を私に探させてくれたとしか思えない。
信じている既成の宗教はなにのだけれど。
就業して1年足らず。
収入が足りない私に、
夏のボーナスが出たらすぐ手配しましょう、とGさんが言ってくれた。
Gさんの手腕はすごかった！
夏のボーナス加算の収入で辛うじてその家を買う能力を銀行が認めてくれたのだから。
引っ越しまで
それからが忙しかった。
時間不足で、借家を出るまでにローン承認が下りなかったため
新居には一時賃貸契約をして、
承認が下りてから、実質購入という形になった。
【絶対家があった方がいい！心が安定するから】
【家があなたを守ってくれるから】
と
Gさんは口癖のように言っていた。
ローンが下りるまでのごたごたや、ちょっとした行き違いのたびに
希望を捨てないで！
とGさんは私を励まし続けてくれた。
現在思うこと
家を購入できてから5年になるが
【家が私を守ってくれる】
と言ったGさんの言葉は本当だった。
仕事で行き詰った時
シングルで今後が不安になるとき
金銭上の不安があるとき
子供のことで不安があるとき
いつも
家が私を励まして
自信をくれた。
【大丈夫、この家を買えたじゃない！】
【自分だけの力で手に入れたじゃない！】
と。
まとめ 必ず道はある！
大手不動産の営業マンのほとんどが
私の話などまともに聞き入れてくれなかったとき
唯一親身になってくれたGさんに出会えたのは
本当に奇跡だと思う！
だからいつか、私も誰かの力になりたい。
心のほっこりは伝染していき
やがて大きな輪になってくる。
だから、あなたに言いたい。
あなたがこれからシングルになろうとしていたら、
またすでにシングルになっていたとしても、
家は買ったほうがいい。
そして
必ず道があるから、
ダメだって諦めないで！
諦めなければ、誰かが助けてくれる。
必ず道はあるものだ。
諦めずに、家を買うと覚悟をすれば、何とかなる。
自分の未来や、子供たちの未来、
心の安寧のためにも
家はあなたの強い味方になってくれる。
この記事があなたのお役に立ちますように。
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