旧暦の十月は神無月と言います。
この意味は神様が出雲に集まって
居なくなるということです。
全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まり
出雲にいるのですから
出雲では神有月(かみありつき)となるのですね。
出雲に集まった神様たちは
出雲大社の西の稲佐の浜において
神迎神事を行っています。
そんな神様たちにお参りすると
どんなご利益があるのでしょう?
生きるものすべてが幸福になる「縁」を結ぶ、
「縁結びの神」ということで
縁が結ばれるようです。
男女間の恋愛だけでなく
人と人のご縁を結ぶ、という。
それは幸せの根源かもしれません。
参拝してご利益にあずかりたーい!
というあなたのために
出雲大社の神在祭りについてリサーチしてみました。
出雲大社の神在祭り2019の参拝ルートは?
勢溜→祓社→松の参道→手水舎→拝殿→八足門→本殿を中心に反時計回りにまわる
のが参拝ルートです。
下図を参照してください。
出雲大社境内図より
順に1~12までが参拝順です。
下記で各々説明しますね。
1.勢溜の大鳥居(二の鳥居)
2.祓社
3.松の参道
4.大国主大神の御神像
5.手水舎
6.銅の鳥居
7.神馬・神牛像
8.拝殿
9.御本殿(八足門)
10.素鵞社
11.十九社(西十九社)
12.神楽殿
勢溜の大鳥居(二の鳥居)からスタート
お参りへの出発は、
正門となる木造の大鳥居からです。
昔は鳥居の周辺には大きな芝居小屋があり、
とても賑わっていたため、
人の勢いが溜まることから「勢溜」という名が付いたということです。
祓社で心身を清める
勢溜の大鳥居をくぐると
参道の右手にある小さな社が祓社です。
大国主大神に良縁を願う前にこのお社で
心身の穢れを清めるのが礼儀です。
参道を歩く
長い下り坂になった参道から
中の鳥居を目指し、
さらに樹齢400年を超える立派な松並林が続く松の参道へ進みます。
松並木によって3分割されている真ん中は神様が通られるので、
外側の舗装された道や石畳が敷かれた参道を歩くようにしよう。
大国主大神の御神像にお参り
松の参道の終点の両側に、
大国主大神の大きな像があります。
大国主大神にまつわる神話の名場面が再現されているので、
両方をよく見ながら先へ進みましょう。
手水舎で手と口を清める
松の参道を抜けると左側に、
手水舎が見えてきます。
【荒垣】に入る前にここに寄って、
水で手と口を清めましょう。
銅の鳥居をくぐって神域へ
手水舎の右前方にある、
神域を邪気から守る青銅製の鳥居をくぐって荒垣の中へ入ります。
神馬・神牛像に参拝
銅の鳥居から神域に入って左側に、
神馬・神牛の2つの動物像があります。
撫でるとご利益があるので撫でましょう。
拝殿で大国主大神に最初のお参り
いよいよ神様にお参りです。
銅の鳥居の正面にある拝殿が、
大国主大神への第一の参拝ポイントになっています。
日頃の感謝を念じながらお参りしましよう。
御本殿でしっかりお参り
御本殿は
瑞垣と玉垣に囲まれ、
瑞垣内は荘厳な神域なので通常は入れません。
そのため、御本殿の正面にある八足門から参拝します。
素鵞社を参拝
御本殿の真後ろ、
山のふもとにある素鵞社には
大国主大神の親神が祀られています。
神聖なパワースポットとして人気を集めるこのお社へもきちんとお参りしておきましょう。
十九社を見学
御本殿の東西に配置されている十九社は、
八百万の神が神在期間に宿泊するためのお社です。
御本殿に向かって
右側が東十九社、
左側が西十九社。
どちらも重要文化財なのでぜひ見学しましょう。
神楽殿で巨大なしめ縄に会い、終了です
出雲大社の最後の参拝場所は、
日本最大級のしめ縄がかかる神楽殿です。
ここで最後のお参りを済ませた後に、
迫力あるしめ縄に参拝しましょう。
神楽殿で参拝を終えたら、
御守所に寄っておみくじを引いたり、
絵馬を書いて奉納したりしましよう。
「縁結びの糸」や「縁結び箸」を持ち帰るのも良いです。
きっとご利益がありますね。
※御守所は6:00〜20:00(冬期は6:30〜)
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